2003年にロシア人のロマン・アブラモヴィッチ氏がオーナーに就任したことで、世界的な資金力を持つようになったチェルシー。

だが、同氏は同じロンドンを本拠地とするトッテナムを買収する可能性もあったようだ。

かつてイングランド代表やマンチェスター・シティを指揮したスヴェン=ゴラン・エリクソン氏が、『The Times』でこう明かした。

スヴェン=ゴラン・エリクソン

「私達はレ・ザンバサドール・クラブ(ロンドンにあるカジノクラブ)で会った。

3人の男がいたよ。一人は正装で、もう一人はまずまずの感じで、3人目は運転手と思った。

それがロマンだったんだ。

彼はモスクワのチームを買いたがっていたので、私達はモスクワに3日間ほど滞在した。

全てのクラブを見て、私はディナモ(・モスクワ)を買えと言ったよ。彼らには最高の施設があったからね」

「休暇に出掛けた私に彼の右腕である人物から電話があった。

ロマンは心変わりし、ロンドンのチームを買いたがっている。トッテナムかチェルシーかと。

『彼は何をしたいのか』と尋ねると、『勝ちたい』と言われた。私はこう伝えたよ。

『だったら、チェルシーを買え。チームの半分を変える必要がある。トッテナムならチーム全部を入れ替えなければいけない』とね」

チェルシーでタイトルを獲るならスカッドの半数を入れ替える必要があるが、スパーズならチームごと総入れ替えしなければいけないと告げたんだとか。

エリクソンは2004年にチェルシーの監督就任が濃厚とされたものの、結局就任することはなかった。